( 生産国 ） 日本製 ( 時代 ) 明治時代 ( 状態 ) 経年の影響を受け細かな擦れ等が御座います。 ( カップ寸法 ) 高さ : 7.0cm 直径 : 7.6cm 重量 : 66g ( スナックプレート寸法 ) 高さ : 2.8cm 直径 : 20.8cm 重量 : 178g 非常に稀少な名品明治初期平戸焼英国里帰り品三川内今村造赤絵卵殻手スナックセットに御座います。珍しいお品が英国より届きましたのでご紹介させて頂きます。三川内焼の輸出は1831年から始まります。主に輸出しましたのは江戸時代の日本人には馴染みのなかった珈琲碗で御座いました。池田安治郎・高橋兵助・中里童太郎・古川正作らの御用窯工人は純白極薄の卵殻手と呼ばれる珈琲碗やワインカップなどを開発。捻り細工（動物や人を象った置物）透し彫りと共に輸出しておりました。三川内焼の技術は瞬く間に欧米にて高い評価を得ることに成功します。その後、欧米における日本の工芸品ブームもありパリ万国博覧会・シカゴ博覧会・セントルイス博覧会などに出品し高い評価を受けまたそこで学んだアール・ヌーヴォーの影響を受けた花瓶などそれまでにはなかった大きさのやきものもつくられるようになりました。本作は欧米における日本の工芸品ブームの少し前に英国に輸出されましたお品に御座います。今村という銘が確認できますが明治3年の御細工人の中に今村姓を持った御細工人が複数名記録に残っておりますので作者特定には至りませんが非常に稀少なお品に御座います。経年の影響を受け細かな擦れ等は御座いますが目に付きます傷みも御座いません素晴らしいお品で御座いますので隅々まで詳しくお写真にてご確認をお願い申し上げます。